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二 里子慰安会
昭和30年代からはじめられた里子慰安会は、里子・里親とその家庭の子供達、児童相談所の一時保護児童及び児童相談所の職員が一緒になって毎年実施し、時には県内三地区の里親会が合同で実施したこともあります。この行事は、あくまで里子たちに楽しんでもらうための行事でありますので、始めた頃は海水浴を主体として企画し、西瓜割りや宝探しなどを加えながら楽しい慰安会を実施しておりました。昭和50年からは、ラジウム温泉で有名な県中部の三朝町でラジウムガーデンに宿泊して翌日は国宝「投入堂」のある三徳山の山登りに挑戦するなど、一泊二日の行事もありました。また、県営牧場の見学、鳥取・世界おもちゃ博覧会の見学など、毎年行事の内容にも変化をもたせるよう工夫してまいりました。
またある時は、地域内にある養護施設の入所児童や保母さん達を招いて合同の慰安会を開催し、未委託里親と児童とのふれあいの場として活用できるよう計画されたこともありました。
このような合同慰安会は、参加した子供達には大変好評で、また、参加の未委託里

 

 

 

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